Ice Field Park way
コロンビア大氷原終日観光
The best scenic highway in the World!!

 世界で最も美しいドライブコース。それがアイス・フィールド・パークウェイだ。この道路は南北にレイクルイーズからジャスパーまでの239キロ。ロッキーの分水嶺に並行して走る。
 ハイウェイから離れなくてもこれだけの風景に出会えるのは間違い無く世界でここだけ・・・。ハンドルを握ればあなたにもこの景色が!!

Ice Field Park way time log

レイクルイーズ〜ジャスバー:3時間15分(法定速度90Km/h)

・各見所間の走行時間

レイク・ルイーズ
・・・・10分・・・・ハーバート・レイク・・・・20分・・・・クロウフット・氷河・・・・5分・・・・ボウレイク・・・・5分・・・・ピートーレイク・・・・30分・・・・クロッシング・・・・45分・・・・コロンビア大氷原・・・・1時間・・・・アサバスカ滝・・・・30分・・・・ジャスパー

それでは、しゅっぱーつ!

  今回はレイクルイーズから「アイス・フィールド・パークウェイ」に入る。まずは料金所。国立公園は有料だ。料金は7人まで車一台14ドル。
 ここから世界一のドライブ・コースが始まる。運転には注意。左を走らないようにね!
 カナダでは黄色い車線が中央車線。点線は追い越し可能。キャンピングカーが多くイライラするが無理の無い追越を。
 ほんの5分ほど走ると、きれいな湖が左側に見えてくる。
 この「ハーバート・レイク」は湧き水で出来ている。氷河の溶け水で出来た湖は夏季、少し白く濁っているのが普通だが、ここの水は透明度が高く美しい。無風の日はレイク・ルイーズを囲む山並みが湖面に映りサイコーにきれいだ。


 ここから、2つの峠を越えることになる。一つ目がボウ峠。これからボウ峠に向かってアップ・ダウンを繰り返しながら登る。徐々に高山帯に入っていく景色は圧倒の一言!しかも日本の山道のように激しいカーブはほとんどないのでドライバーも十分景色を楽しめる。もちろん極端なわき見運転には注意!
 料金所から30分走ると、ハイウェイの左に大きな氷河が現れる。慌ててハイウェイ脇に車を寄せる必要は無い。ちゃんと駐車場がハイウェイの左側にあるのでご安心を。
 この氷河を「クロウ・フット氷河」と呼ぶ。クロウ・フットとは「からすの足」という意味。
 からすの足の形をしているのでこの名前がついているのだが、ひだりの写真を見ると残念なことに現在はからすの足の形をしていない。1941年に地球の温暖化により、一番下の部分が解けて落ちてしまった。
 からすの足跡を横に倒した形で氷河があったのだが想像できるだろうか?
 実際見るとはっきりした厚みがあり、青白く光っている。氷河の厚さは50メートル。周りに比べるものが何もないのでちょっと信じられないかも知れない。
 

 クロウ・フット氷河の駐車場から走るとすぐに「ボウ・レイク」が目の前に。
 この湖はバンフを流れる有名な川、ボウ川の水源。
 氷河の溶け水で出来た湖を氷河湖と呼ぶ。写真を見ると山の低くなったところに氷河が見える。
 この氷河が「ボウ氷河」。ワプタ大氷原と呼ばれる巨大な氷の湖から流れ出す氷河の一つである。
 湖畔にには「ナム・ティージャ・ロッジ」と呼ばれる。赤い屋根の小屋がある。これは、1920年代に建てられたもので、かつて国立公園では唯一私有地として認められた場所だ。この国立公園の過去はハンティングのメッカ。その基地として利用されたもの。ハンティングは1970年代に禁止されたが、今でもハイキングや乗馬の基地として利用されている。


 スイスの50ばかりの山を一箇所に集めたようだ・・・

マッターホルン初登頂者 エドワード・ウィンパー


 まだまだ、「アイス・フィールド・パークウェイ」の絶景は続く。
 ボウ・レイクから5分ほど走ると。左に入る道がある。ここがパークウェイの最高地点だ。標高は2069メートル。そこから2,3分横道に入ると右の風景に出会える。
 ここは「ピートー・レイク」始めて見た人は例外なく感嘆の声を上げる。ターコイズ・ブルーに染まるこの色は氷河の溶け水によるもの。
 氷河が流れると、氷河底の岩は氷によって削られ、大量の粉が発生する。この粉をロック・フラワーと呼ぶ。この粉が、青い色だけを跳ね返し、こんな色になる。ロック・フラワーの量により、季節によって色が変わる。
 ロッキーで最も人気がある湖の一つだ。


 この湖を後にすると、今度は峠を下る。この先入っていく谷を「ミスタイヤ谷」と呼ぶ。意味は「偉大なる熊」
 左の写真はハイウェイのすぐ横に現れた熊。ハイウェイの脇は日当たりが良く、熊の大好物であるタンポポやイチゴが多い。熊に出会うチャンスはそれほど低くは無い。
 ただし、熊に出会っても車からは絶対に出ないこと。いつ襲ってくるかわからない。特に左のような小熊を連れている熊には要注意!

 ミスタイヤ谷にからは無数の氷河が見える。この辺りまでくると、あなたも氷河か雪かの判断がつくようになっているはず。
 氷河に名前がついていない物も多いが右の写真は「スノーバード氷河」日本語に訳すと渡り鳥氷河だ。北米ではキャンピングカーで季節ごとに移動して生活する人々を「スノーバード族」なんて呼んだりする。
 一般的には頭を下に向け、羽を広げて急降下しているように見えるというが、いかがか?


 アイス・フィールド・パークウェイは北米大陸の分水嶺に沿って走っている。パークウェイの回りに行く水は全て大西洋へ。そして、ジャスパーに向かって走っていると左側の山脈のむこうに流れる水は全て太平洋に流れる。
 そして左の写真が「ハウズ・ピーク」。」レイク・ルイーズ。バンフ間で最も高い分水嶺だ。高さは3290メートル。
 この山の右肩にも氷河が見られる。

 ハウズ・ピークが見えてくると、右のようなきれいな湖がハイウェイのすぐ横に迫ってくる。写真は車窓から取ったので、見づらくて申し訳ない・・・。
 湖の名前は「ウォーター・フォウル・レイク」。水鳥という意味。
 この湖の湖畔にはキャンプ場がある。実はここにたどり着くまでにもたくさんのキャンプ場がハイウェイの脇に点在している。気づく人はほとんどいないはずだ。なぜなら、景観を壊さないように、見えないようにつくってある。
 キャンプ場はほとんどが早い者勝ち。ホテルに泊まらず、キャンプ泊での旅行も捨てがたい。キャンプ場によってはシャワーまでついているところまであるので、快適そのもの。そのうちカナダのキャンプ事情も特集したいのでお楽しみに!


 カナディアン・ロッキーの景色が輸出不可能なら、ツーリストを輸入しようじゃないか・・・        カナダ太平洋鉄道初代GM ウィリアム・コーネリアス・バンホーン


 カナディアン・ロッキーの70%以上は石灰岩で出来ている。岩山の中には無数に水脈が伸びている。それが染み出して岩が泣いているように見えることから、左の岸壁は「ウィーピング・ウォール」(すすり泣く壁)と呼ばれている。冬は完全に凍結し、アイス・クライミングのメッカで知られる。右の写真は高台から、遠くにその壁を見下ろした所。もちろんハイウェイからの風景。


  2つ目の峠を越える。峠の名前はサンワプタ峠。ここを越えると、ジャスパー国立公園に入る。
 ここまでくると、このハイウェイのハイライト「コロンビア・大氷原」はすぐそこだ。
 標高が上りハイウェイ脇の木が低くなってくると、視界が広がり素晴らしい景色が広がってくる。
 カナディアン・ロッキーの森林限界線は標高2100〜2500メートル程。しかし、ここはすぐ近くにコロンビア大氷原という巨大な氷の塊がすぐそばにあるので森林限界線はもう少し低い。
 左の写真は「マウント・アサバスカ」。カナダで最も登山で人気のある山だ。

 国立公園のボーダーを越えると。ハイウェイのすぐ近くまで氷河が迫る。これは「アサバスカ氷河」と呼ばれる。この氷河はコロンビア大氷原から流れ出る氷河の一つで、サチュカチュワン氷河・コロンビア氷河に次いで3番目の大きさの氷河である。
 よく旅行会社のパンフレットに「コロンビア大氷原観光」とあるが、実はコロンビア大氷原の本体は見えない。全体のアサバスカ氷河と呼ばれる場所を見物するのが「コロンビア大氷原観光」の実態だ。
 この氷河の上まではツアーに参加すれば、なんと、スノー・コーチと呼ばれる大きな雪上車で訪れることが出来る。
 アサバスカ氷河目の前の薄い緑色をした近代的な建物がそのツアーの出発場だ。ツアーは15分おきに出発し、よほど混んでいない限り予約は必要ない。 


人類、誰も見たことも無い風景を見てしまった・・・
                
コロンビア大氷原発見者。ノーマン・コーリー


 
 建物の中で雪上車観光の手続きを済ませ、切符を受け取ると時間とナンバーが書いてある。建物内のモニターで自分の搭乗口を確認し、少なくとも5分前には搭乗口に並ぼう。そしてツアーは約1時間30分。ツアーが始まるとトイレはいっさいないので、お手洗いは必ずツアーの前に済ませておくこと。もちろん氷河の上には隠れる場所も無い。
 いきなり雪上車に乗るのではなく、雪上車乗り場まで普通のバスに揺られて約8分。雪上車に乗りかえる時にタイヤの大きいのにびっくりする。
 高台から一気に雪上車が氷河の上に進んでいく。今まで車窓から見ていたあの氷河の上にいると思うと自然に心が弾む。景色は進行方向左側の席が圧倒的にきれいなのは、このホーム・ページを見た人だけの秘密にしておこう。
 氷河の中ほどに到着すると20分ほどの散策時間をくれる。足元はもちろん氷なので、十分に注意しながら氷河体験を楽しもう。
 「普通のツアーなんてつまらないし、そんなことにお金をかけたくない!」というハードコア・バックパッカーの皆さんには氷河の先端まで歩いていくという方法もある。
 しかし、氷河の上の散歩は止めておいた方が無難だ。何人もの普通の観光客がクレバスに落ちて亡くなっている。これは脅しでも何でもない。

 (これ以降の見所はジャスパーまでのツアーでお立ち寄りいただけます。)アサバスカ氷河を出発してサンワプタ川沿いに走ると、すぐに道が細くなり急なカーブが続く。また、この辺りにはビックホーン・シープという大型の動物が出てくる事もあるので運転する人は十分注意しよう。
 カーブが終わる頃になると左側遠くに大きな氷河が出てくる。氷河の名前は「スタット・フィールド氷河」。これもコロンビア大氷原から流れ出る氷河の一つである。コロンビア大氷原がいかに山の上に大きく広がっているかが分かる。
 ジャスパーに向かっていくと左側の駐車場があるが、カーブなので十分注意して駐車場に入ろう。
 この氷河が最後に見えるコロンビア大氷原になる。
 


 しばらく走るとまるで城壁のように、同じような高さの山脈がずっと先まで続く.この山の名前はエンドレス・チェーン・リッジ(終わる事の無い鎖の山)。昔の探検家が付けた名前だが、実物を見るとその由来が納得できる。
 エンドレス・チェーン・リッジが終わる頃には左側を流れるまわの名前が変わっている。川の名前は「アサバスカ川」。ヨーロッパ人がこの地に到着する以前から水運の要となっていた川である。激流下りのラフティングを行っている川なのでボートに出会う事があるかもしれない。

 マウント・カーケスリン・キャンプ場の標識を地図で確認しておこう。なぜなら、そのキャンプ場から北に2,3キロの場所に比較的大きなビューポイントがる。そこではかなりの確立でマウンテン・ゴートが見られる。
 彼らは夏の間通常、外敵から身を守るために急峻な岩棚に住む。そんな彼らが土に含まれるミネラルを舐めに来るのがこのビューポイントだ。
 ハイウェイ沿いにいないからといってあきらめずに外に出て辺りを捜してみよう。ただし発見した場合近寄らないよう注意。特に子供がいるときなどは気が荒くなっているかも知れない。写真は遠くから望遠で狙おう。


 コロンビア大氷原から1時間ほど走るとアサバスカ・フォールズのサインが出てくる。アサバスカ川を注意してみていると川のに霧が立ち昇っている場所が発見できる。そこが「アサバスカ滝」だ。
 駐車場に車を止めて3分ほど歩くと、川を横切る橋がかかっている。そこから見る滝は圧倒の一言。水が多い時期(6,7月)には轟々と流れる水が立ち上げる霧が全身を包む。
 橋からさらに奥に進むと、水がすぐ目の前で谷底に落ちていく様子が眺められる。
 注意事項は絶対柵からは出ない事。足元はツルツルの石灰岩の岩場が多く,、過去何人もの人が滝壷に消えて見つかっていない。写真は程ほどに、命のほうが大切だ。

アサバスカ滝を出発して約30分でジャスパーに着く。これで世界で最も美しいハイウェイの旅は終わり。
いかがでしか?カナダでは一生に一度は走りたいハイウェイ。その名に恥じないドラマチックさです。
皆様もぜひ一生に一度は訪ねてみてください。後悔は絶対しないはずです。


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